人物像・考察



「侍魂の謎」「真侍魂の謎」収録設定
 一応SNK公式らしい。
 座右の銘:死して屍拾うものなし。
 利き手:両利き

初代〜天と、ポリの設定の違いについて
 周知の事実ではあるが、ポリはそれまでのプロフィールと異なっている。用語の使い方はじめ、些細なものが多いが、天までと違い、新たに考えて作られたものだということが見える。
 この点から、ポリは仕切り直しの作品だと考えられる(斬もそのつもりがあったらしいが)。
 天までの物語で天草・ミヅキ編とでもいうべき物語が完結し、ポリ以降は「ユガ編」として新しくスタートするつもりだったのだろう(これは日本版タイトルが「侍魂」だけで副題がないことや、海外版タイトルも連番でなくなったことからも、間違いではないと考えられる)。
 同じキャラが出つつも、天以前(時間軸としては真以前か)とポリ以降の世界はパラレルの世界、物語であって、繋がりはない、そういうつもりだったと考えられる。結局の所、SNK側の説明不足と矛盾を指摘しつつもファンが繋がっていると認識したために、そのままなし崩し的に2Dシリーズとポリは繋がった話であるということになったのではないだろうか。

身長・体重
 179cm/60kg。
 軽すぎる。
 忍だということをさっ引いても、軽すぎる。
 もっともこれは、SNKのキャラ設定の特徴で、身長に比して体重が軽すぎる傾向にある。最近はそうでもなくなりつつあるようではあるが。
 江戸時代の人間にしては背が高すぎるが、これは現代の感覚に合わせての変換ととらえておくが吉かと。

 ちなみに新章半蔵は168cm/68kgと、父親よりはましなバランスになっている。そして意外にも小さい(サムスピで美形系キャラが170台を割るのは、アンディ以来のような気が)。

武器名
 初代のみ「無銘・忍者刀」。真以降は「無名・忍者刀」。
 この違いはあまり気にしなくて良いと思われる。
 おそらく「数打ち」(大量生産品)であろうと考えられる。
 忍にとって武器はあくまでも「道具」にすぎず(よいにこしたことはない)、銘(名)などつくはずもない。

 なお、新章半蔵の持つ「影若」は、半蔵が最後の任で持ち帰った忍び太刀を特別に鍛えなおしたものである。

好きなもの
 胡麻団子が好物らしい(「侍魂の謎」より)。

嫌いなもの
 半蔵の嫌いなものは「反・徳川陣営」であるが、己が仕えるものに敵対するからという理由だけではなく、もし彼らがいなければ(あるいは動かなければ、戦うこともなく、かつ周りの者が危機に晒されることもない。そんな想いがあるのではないだろうか。
(ただし、反徳川陣営がないと、忍達の存在理由はかなり弱くなるのもまた事実。それもわかっているだろう)

 新章半蔵(真蔵)嫌いなもの(嫌悪)は「魔」である。天草にかつて体を奪われたこと、それが元で母を失ったことを合わせて考えると、なかなか興味深い。

宝物
 ずっと推定なしの情報であったのに、ポリで推定がつけられた。
 火鳥は未だにそれが許せないらしい(笑)。

コンプレックス(ポリでは複合感情)
 初代〜天では「闇に生きること」、ポリでは「闇に生きる虚しさ」となる。
 僅かな違いであるが、「虚しい」とまで言い切るのはどうだろう。虚しさを感じないといえば嘘だろうが、それでも闇に生きること、闇に生きるからこそできることなどもきちんと理解している人である。「虚しい」と、否定してしまう方では決してない。

剣の道についてどう考えている?
 初代〜天では「剣の道は知らぬが忍の道は闇」、ポリでは「剣の道、忍の道は表裏一体」となる。
 しかし、こういう考え方をする人ではないと思う。「剣の道」というか、剣術は所詮、忍としての当然身につけるべき技術の一つ、ぐらいにしか思っていない「剣の道は知らぬが」という言い方の方が半蔵殿らしい。
 また、「忍の道は闇」という言葉は、「忍には道はない」といっているのと同じである。

平和だと思うとき
 「家族と共に過ごすとき」と、嘘でもいいから言ってほしかったと思うのは、ハットリストの戯言である(笑)。
 あるいはいっそ、「ない」でもいい。

好みのタイプ
 察するに、「手がかからない女性」が好みなのだろうか…。(んな意味ではないと思うが(笑))
 忍の世界で生きても、きちんと自分の生き方を持ち、しゃん、と生きている人がいい、という意味であろう。

現代社会での彼らは…?
 あの時代、あの世界に生きているから半蔵殿だと思うのだが。
 あえていうなら、刑事よりもSPか、内閣調査室所属、などのほうがよりらしいと思う。


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