◆試合前台詞 |
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半蔵殿の台詞には「小難しいことを言わせる」というコンセプトがあったらしい。 そのコンセプトがもっともいい形で作用しているのは誰が何と言おうと初代であると断言する。 その「小難しい」言葉が、私事で刃を振るいつつもなお、己が心を抑えようとしている半蔵殿の心情を表しているように、「私には」見えるのである。
「あわれな奴よ〜」や「おぬし、死相が見えるな」のように突き放した物言いをするかと思えば、影(同キャラ)にはあからさまに怒りを露わにし、影を斃すとその死を羨んでいる様にも悼む様にも取れる台詞を口にする。 半蔵殿の心情、立場の複雑さが巧く表れている台詞群だと思う(私の思い入れの深さ故とも言える(笑))。 |