一旦は平和を取り戻したかに見えた世界。だが、魔が侵食をやめたわけではなかった。 正義のアメリカン忍者・ガルフォードは、蒼きイナズマとなって、悪に敢然と立ち向かう。 |
刀銘:ジャスティスブレード 作:銘 義正 作日:1786年(天明6年) 刀剣の分類:直刀に近い彎刀 日本刀の分類:忍び太刀 刀身:2尺1寸 造りこみ:―― 説明:庵峰、身幅広く、重ね厚く、反りはひどく浅い。14世紀から16世紀、ヨーロッパにおいて活躍した重装歩兵がもちいたショートソードを、ガルフォードが日本へと持ち込み、鍛え直したのがこの太刀である。 日本刀の切れ味の鋭さと、西洋の剣の刀身の分厚さ、その両方の特徴を兼ね備えているといえる。また、柄の部分は特殊なゴムで覆われ、プラズマが逆流しないように配慮されている。 ところで、このジャスティスブレードにはちょっとした秘密がある。人目に触れない茎の部分の表には、ガルフォードが手づから彫りこんだ彼の母、姉、妹の名が刻まれており、裏には西部の勇敢な保安官だった父親の遺品である弾丸がそのまま埋めこまれている。これは、ガルフードの信条である「愛」と「正義」を象徴したものである。 |