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カムイコタンで修行に励んでいたリムルルは、大自然に生じる気の変化をいち早く感じとった。 このままでは、また自然が汚されてしまう。 リムルルは姉の代わりに大自然を守るべく立ちあがる。 |
刀銘:ハハクル 作:カムイコタンの刀匠 作日:不明 刀剣の分類:彎刀 日本刀の分類:アイヌ メノコマキリ 刀身:1尺2寸 造りこみ:―― 説明:宝刀チチウシをもとに、カムイコタンの刀工が作り上げた女性用の小太刀。 リムルルが初めてカムイコタンを出て、大自然を汚す魔物と対峙する旅に出る時に、村長をはじめ、コタンの人々から贈られたものである。 宝刀チチウシにはおよばないが、その作りは、まだ未熟なリムルルの動きを想定して作られており、彼女にとっては非常に扱いやすいものとなっている。 また、ハハクルを鍛えあげる際、真っ赤に焼かれた刀身に氷の結晶を何度もまぶし、刀の表面温度が高くならないように工夫されている。これは、リムルルが氷の妖精コンルとともに戦うことを考慮にいれてのことであろう。 |