アスラ 


公式ストーリー

 雷鳴が轟く、闇の世界。
 その闇の奥深くに、その男は幽閉されていた。
 正しくは、ここに存在するのは肉体のみであった。
 雷鳴と稲光の狭間で、幾重もの鎖に繋がれた者の姿が映る。長い黒髪は振り乱れ、黒衣の拘束着を身に纏っている。
 そして、妖しげで危険な魅力を放つ青白い顔。
 しかし、もう何百年もの間、この瞼は開いていない。
 この世界の住人でさえも知り得ない闇の果て。忘却の地。
 時の流れは黒衣の男に味方した。男を封じた壊帝と呼ばれる者は倒れた。
 呪縛を解く千載一遇の機会。
 無の深淵から、魂は復讐を誓い這い上がった。
 瞼は静かに開き、強烈な澄んだ赤眼が光る。
 飛び散る鎖。
 掌を真っ直ぐ前方にかざす。掌の刻印から1本の剣が飛び出す。
 確認するかのように剣を強く握りしめ、深く息を吸う。
 静かに息を吐くと同時に、刻印に剣をしまう。
 狼の遠吠えのような咆吼がこだまする。
 最大級の雷鳴が轟き、辺りが白くフラッシュする。
 再び闇に戻ったとき、そこに黒衣の男の姿はなかった。

 その男の名はアスラ=B
 壊帝を滅ぼすために、闇から帰還してきた復讐者である。


設定

修羅<漆黒の復讐者>(公式サイト収録バージョン)
 Asurasとは、神を裏切るものという意味である。
 魔手と呼ばれる手から七つの古代武器を召喚し、天賦の才をもって敵を薙ぎ払う。
 魔界の頂点"壊帝ユガ"に闘いを挑むが、秘術の前に敗れ、逆に幽閉されてしまう。
 しかし、ユガが何者かに倒されたことによる呪縛の弱体化を千載一遇とみた彼は、封印の鎖を断ち切り、何処へかと消えていった。

修羅<漆黒の復讐者>(ネオフリ収録バージョン)
 Asuras=神を裏切る者という意味。太古の昔、魔界にふらりと現れた正体不明の男である
 魔手と呼ばれるその手から7つの古代武器を召喚し、その剣術は天賦の才を誇る。
 魔界全土を震撼させた男の牙は、頂点である壊帝ユガにさえ向けられたが、ユガの秘術の前に破れ去り、闇の奥深くに幽閉されてしまう。
 ユガ自身が倒れたことによって呪縛が弱まった千載一遇の機会を、この男が逃すわけはなかった…。
 黒の拘束着を身に纏っている。

羅刹<"反面"之阿須羅>(公式サイト収録バージョン)
 二子反面の術で誕生した、もう一人のアスラ。
 ユガも傑作と認め、寵愛している。
 ユガを主と仰ぎ、絶対の服従を誓っており、ユガはその褒美として魔界最高の美を授ける。
 魔道士としての才に優れており、それを織り交ぜた独特の剣術は、妖艶であり優美である。
 感受性が豊かで慈悲の心が強い。
 同じ境遇の色に惹かれていくが・・・

羅刹<壊帝の側近>(ネオフリ収録バージョン)
 ユガの二子反面の術で誕生した、もう一人のアスラ。感受性豊かで、慈悲心が強い。
 ユガ自身も最高傑作と認め、寵愛している。主であるユガを守り、主のために闘う。ユガは褒美として最高の魔力と最高の美を授けている。
 魔道士としての才に優れ、その魔術に剣術を織り混ぜた闘い方には、独特のセンスを感じる。
 ユガの元で育てられた同じ境遇の色に魅かれていくが…。



武器・刀剣(アスラ)

刀銘:七つの古代武器
作:不明
作日:不明
刀剣の分類:不明
刀身:不明
造りこみ:不明
説明:アスラの魔手に施された「刻印」から召喚される。「長刀・槍・盾・戦斧・矢・杖・斬首鎌」の七種類である。
 古代武器ということ以外は不明であるが、各武器の外装に見受けられる文字らしきものがあることが確認できる。花諷院和狆が残した「阿須羅斬魔伝」によると、七つの古代武器の一つである長刀は、“レフィシュル”と発音すると記載にはある。彼の正体不明な点に関する文字であることは間違いない。
 他の武器に関しては、記録文献が老朽化しており、現段階では不明である。

武器・刀剣(反面のアスラ)

刀銘:Vimukti(ヴィムクティ/解脱)
作:不明
作日:不明
刀剣の分類:彎刀(推定)
刀身:2尺7寸(推定)
造りこみ:鎬造(推定)
説明:壊帝ユガから進呈された刀である。
 名を「ヴィムクティ/解脱」といい、装飾の類はさほどない刀剣であるが、秘術に耐え得る強度と、妖力を蓄積できる器としては魔界で妖刀とされる物の中では、最高級の位置に入る代物である。


戻ります