- OP
- 我々は見た。
地は割れ、太陽は隠れ、月はかげる。暗黒は幕となりて垂れ下がり、災いは火の矢となりてふたたび現世に降りかかる。
そして、滅びし獣はその姿を現したのであった。
花諷院和狆「乙亥回顧談」より
- 公式サイト掲載ストーリー
- 知られざる地にて妖気が天をつらぬき、闇の塊を地に導いた。
最凶の魔、壊帝ユガの復活である。
再び世に舞いおりた彼の目的は、半陽の男と半陰の女を使った現世と魔界の統一。すなわち、暗黒神復活の土台となる完全なる理想郷の建設であった。
再び半陰半陽の子が探しだされ、ユガの魔力の前に操り人形と化した者どもは、理想郷建設の儀式に必要な生け贄をあつめるべく殺戮を繰り広げはじめた。
ある者は幕府の中心人物となって過酷な政策をおこない、ある者は辻斬りと化し、またある者は故意に幕府への反乱をおこすなど、さまざまな方法で屍をふやし、生け贄としたのである。
また、魔の復活の影響による飢饉や疫病の流行は、さらなる屍をふやし、そのありさまは魔にさらなる力と歓喜をあたえた。
こうして集められた屍の山は、魔界の祭壇につみあげられ、二本の柱となり、後はそこに封じ込められるべき半陰半陽の男女をまつばかりとなった。
そんなおり、魔界に帰ってきた一人の男がいた。闇の中、文字通りの人柱の前に立つその男の名は、アスラ。
魔手を操り、ユガに復讐するべくこの世に現れた漆黒の剣人。
しかし、彼の敵は自らの理想郷の建設を着々と進めていた。
現世と魔界を呑みこんだ復讐劇が今、幕を開けようとしている。
- ネオジオフリーク掲載ストーリー
- 知られざる地にて妖気が天を貫き、闇の塊が地に降りてくる。
壊帝ユガ、再生の瞬間であった。
再び世に舞いおりた彼の目的は、半陽の男と半陰の女を使った現世と魔界の合一。暗黒神復活の土台となる完全なる理想郷≠フ建設である。
再び半陰半陽の子が探しだされた。その封印破壊に耐え切れずユガの人形と化した者どもは、理想郷建設の生け贄を造るべく、殺戮を繰り広げ出した。ある者は幕府の中心人物となって過酷な政策をおこない、ある者は辻斬りと化し、またある者は故意に幕府への反乱を起こすなど、彼らはさまざまな方法で屍を増やし続けた。
さらに魔の復活の影響で飢饉や疫病が流行し、民衆の憎悪は世界各地で戦争を引き起こし、あらゆる災禍が世界を包みこんでいった。
その様子は魔にさらなる力と歓喜を与え続け、魔界では生ける人形たちによって積み上げられた屍の山が、2本の柱の形をとりつつあった。柱は、そこに封じ込められるべき半陰半陽の男女を待つばかりとなった。
それと時を同じくして、魔界に帰ってきた一人の男がいた。
闇の中、文字通りの人柱の前に立つその男の名は、アスラ。魔手を操り、ユガに復讐するべくこの世に現れた漆黒の剣人であった。
しかし強大な魔は、理想郷の建設を着々と進めつつあった。
現世と魔界を呑みこんだ復讐劇が今、幕を開けようとしている。
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