刀馬と命が、渡し守(違法に離天京に人を渡す、いわゆるならず者)を殺っちゃって舟をゲットする話。 刀馬のキャラが酷いです。「俺のために何でもするというなら人を殺せ」と命に言うようなキャラではないはずなんですが。この他にも「自分は支配者になる存在」みたいな発想も、ゲーム中の刀馬にはないような……。 刀馬のために命が過剰に尽くす結果、命が人を殺してしまうという方があの二人らしいかなと思うのですが。自信がありすぎて隙ができてしまう刀馬を守るために、心ならずも人を殺してしまうという感じ。 最後にリムルルとナコルルの会話。このドラマだとゲーム本編より二人の演技は聞けるなぁと思ったり(苦笑)。 |
暁村組の沙耶、銃士浪、凛花の日常(?)。 お仕事中の沙耶はエロい(笑)。沙耶VS命が素敵。マジで沙耶さん素敵。 沙耶を心配したり、雷に怯えたりする凛花がっ、凛花がっ。 凛花と銃士浪の掛け合いがめちゃめちゃ良い。個人的にはこのCD中ではもっともいい話。沙耶も凛花も銃士浪も、ゲーム中のイメージから離れてませんし。 |
覇王丸VS蒼志狼。離天京に渡る船の中での戦い。 立ったまま寝ている蒼志狼に「器用な」という役人さんが萌え。 戦闘前のしらじらしい覇王丸と蒼志狼の会話が熱い。 職務に忠実っぽい蒼志狼がちょっと意外。 最初はその場の勢いで始まったような戦いに、二人が熱くなっていくのが燃えますな。戦闘時間はごくごく短いのですが、その辺の盛り上がりはしっかり伝わってきます。音楽の良さが効いてます。 |
ナコルルが「離天京」を語るところから始まります。 離天京がものすごく酷いところのように語ってますが、暁村のような穏やかなエリアもあるし、是衒街で生きる人達にも例えば那美乃みたいな人がいるんですが(苦笑)。 己の内に潜む「闇」に苦しむ命。「おじさま」に救いを求めないのがちと残念。 沙耶と銃士浪の会話。「プロローグの弐」の翌日の話のようです。 暁村の三人の、疑似家族的関係が優しくも悲しい。 上陸する覇王丸。「プロローグの参」の続きです。傷を負ったまま泳いできたんかい。無茶をする……(笑)。 そしてナコルルと覇王丸の再会。ものすごくストレートに驚いている覇王丸が可愛い。 このドラマ中では、20年前(斬魔伝直後)にナコルルは聖霊化したと明言されています。リムルルも20年前に封印されたとのこと。 ちゃんと20年の間ナコルルが頑張ってリムルルを助けようとしていたこと、色を救えなかった(らしい)ことを覇王丸もナコルルも悔いていることを語られているのが良いです。 是衒街で沙耶を捜す命(悪魔)。そして第二話へ。 |
蒼志狼、離天京へ上陸。「一人」と言われてるんですが……花ちゃん……(ほろり)。 命を案じる覇王丸。 命の中には幼い頃から「悪魔」は潜んでいて、命をたぶらかしていたようです。 覇王丸VS凛花。というか、凛花がいきなり襲いかかっちゃった(密偵と勘違いしたそうな)。 手負いの覇王丸に勢いで斬りかかっちゃったものの、ばったり倒れた覇王丸を心配する辺りが凛花の良いところ♪ 覇王丸、暁村にて手当てされます。凛花の頼みで銃士浪と沙耶が覇王丸が介抱したそうな。 銃士浪や沙耶に四十を超えてもいいようにからかわれる辺りが、やっぱり覇王丸だなぁとしみじみ。 銃士浪曰く「沙耶は渋好み」。……はーなーちゃーん…… 命(天使)と出会う蒼志狼。刀馬の元へ案内しろと言う蒼志狼を、刀馬を守るために斬ろうとする命。しかし、蒼志狼と命の間には大きな力の差が。 そして、悪魔が目覚める。 さすがに命(悪魔)は蒼志狼より強いっぽい。追いつめられた蒼志狼は、沼に身を投じ…… 一応、蒼志狼は命を斬る気はあまりなかったから一度逃げたようです。覇王丸の言葉をちゃんと覚えていた模様。えらい。 でも、「斬らないわけにはいかない」と。 一度寝ていた覇王丸。目覚めると凛花が傍に。 素直じゃない凛花に、覇王丸はリムルルを思い出す…… 刀馬の元へ戻る命。 蒼志狼と対峙したことを報告。蒼志狼は命の後をつけて天幻城に来るだろうという刀馬。なんか御庭番らしいぞ、蒼志狼。 刀馬の「沙耶と蒼志狼が繋がっていたことにする」という策略で、暁村を命が襲う計画発動。 |
是衒街で沙耶を捜す朧衆、率いているのは命。 銃士浪と覇王丸。沙耶と銃士浪の血生臭い生き方を見抜いている覇王丸。 覇業三刃衆についての情報を、銃士浪から知りたいらしい。随分焦り気味の覇王丸ですが、銃士浪は徹底してはぐらかしています。 そこに鳴り響く是衒街の半鐘、命が是衒街を襲っていることを凛花が知らせる。 そして銃士浪と覇王丸は是衒街へ。 ついていくという凛花を厳しい口調で拒む銃士浪。覇王丸は何も言いませんでしたが、たぶん銃士浪と凛花に、自分とリムルルを重ねてたんじゃないかなぁ…… 命に追いつめられる沙耶。今夜は逃げられそうにもない。 しかし命、悪魔になってても正直だなぁ……。策略的には、沙耶が本当に口を割る必要は無いんだけど……(笑)。 駆けつける銃士浪と覇王丸。 銃士浪は沙耶と共に逃げ、覇王丸はそれを見送る。 そして、覇王丸は命と対峙。 一方蒼志狼は、天幻城に潜入。「思ったよりも広いな」って(笑)。微妙にボケだな。 剣を振るっていた刀馬を見つけ、二人は対峙。 覇王丸VS命(悪魔)。まだ傷が癒えきっていない覇王丸は命に苦戦。 覇王丸のいう「過去の迷い」とそこから起こした悲劇とはなんのことだろう? 同じことを繰り返すまいと、命と戦う覇王丸。勝利を収め、悪魔に出て行けと言い放つ。さもなくば、殺す、と。 その覇王丸の前で意識を取り戻す命(天使)。覇王丸に逃げろという命。切々と自分の想いを訴える。 しかし、再び悪魔の支配が。覇王丸を命(悪魔)が斬ろうとした瞬間、炎上する天幻城。 命はいったん引き、覇王丸は…… 生き延びた沙耶。凛花と銃士浪にいじめられる。 炎上した天幻城は、立て直し中とのこと。 覇王丸を心配する凛花。また会える、と言う銃士浪。 そして、幕。 |
沙耶さん、エロい(笑)。覇王丸、かっこいいー。 ちょっと鼻を鳴らすとか、笑ってみせることができるのが、氷上さんや中村さんの声優としての技量ですな。 |
本編はきっぱり、暁村の三人がメイン。そしてついでに覇王丸の話ですな。蒼志狼は……脇…… この現象は月華一幕のドラマと同じ。暁村の三人のような関係、シナリオ担当の人が好きっぽいから(月華の方では、漂さんとあかりちゃん、十三、そして雪がメインだった)。 それでも全体的にきれいにまとまってはいると思います。思うんだけど、本来は蒼志狼が主役なんだからさぁ(苦笑) まぁ、暁村に女の子(子?)が二人いるってのも大きいのかなぁ。沙耶を演じるのがゲムドラのパーソナリティの氷上さんでもあるし。 でも月華一幕の守矢と楓の扱いに比べれば、蒼志狼は良い扱いだったと思います。 メインが誰であるか、というのはまぁ気にしなくても良い。 でも新章のドラマとしてはゲーム本編と違う点が痛すぎます。花ちゃんがいないのも辛いですが(私情)、何より朧がいないのが辛い。覇業三刃衆で、「悪」という意味では一番の悪者で、っていうか沙耶と銃士浪のターゲットは朧なのに、何故朧がいないー!!! その所為で刀馬が朧の役割も負わされてしまい、本来の刀馬らしくないことをやらされちゃってるのがこのドラマのもっとも駄目なところです。 蒼志狼と対峙して喋っているときの刀馬が、一番刀馬らしい。それ以外の刀馬はちょっとなぁ。 個人的には、刀馬のキャラ付けが酷いことになってるところと、蒼志狼の出番が少なめになってるところ以外はいい話だと思います。暁村組が好きなんで、そういう意味ではおいしいし。 |