吉野凛花

―迷える桜花の蕾―






年齢:16歳 所在地:暁村
身長:154cm 体重:43Kg
性別:女性


立場:反幕府方 志士(元・武家の息女)
刀銘:闇路乕徹(ヤミジコテツ)
流派:夢想夕雲流
趣向:剣道
嫌悪:偽善

夢想夕雲流、吉野凛花参る。




物静かで人見知りが激しく、話し方もぶっきらぼうな物言いをする。
しかし内には激しいものを秘めた、一本芯の通った少女である。
元は某藩の武家の息女であったが、陰謀により藩を追われて父も母も失う。以来、人間不信となるが、暁村で暮らす内に、少しずつ心を開きつつある。特に大人の女性である沙耶には憧れの感情を持ち、色々と相談もしているようである。
人間不信の反動か、動物たちと接することを好む。現在は鉄之介という鼠を友達としている。

武器は自分の身長よりも長い刀で、刀の重みによる反動と遠心力を利用し、その流れに逆らわず最小の力で長刀を操り、舞うように戦う。
この剣術は、凛花の父が二つの流派を融合させて創りあげた夢想夕雲流を、さらに昇華させたものである。
彼女は、亡き父の意志を受け継いで夢想夕雲流を興すため、そして、自分自身が、もう一度人間を信じる心を取り戻すために、反幕府組織に加わり、覇業三刃衆に立ち向かう。

戦いの中で蒼志狼と出会い、その噛み合わない会話に苛つくが、後に蒼志狼の言葉に感じるものを覚え、鉄之介と共に離天京を去る。
蒼志狼は自分の言葉が一人の少女の心を動かしたことを知らない。



―武器解説―


      
刀銘:闇路乕徹
作:乕徹
作日:1656年(明暦二年)
刀剣の分類:長彎刀
刀身:三尺一寸
造込:鎬造
説明:夢想夕雲流の祖である父から受け継いだ遺恨の長刀。
 その長さは尋常ではなく、帯刀するのがたとえ凛花でなくとも違和感を覚えるはずである。
 しかしながら、反動力を自在に操る夢想夕雲流には、この太刀が不可欠である。
 鉄之介同様に、凛花をあらゆる意味で支える護身刀的役割を担っており、もはや彼女の一部分と呼べる刀である。   




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