サムライスピリッツ 天草降臨
一七八九年 寛政の改革が圧迫せし頃
一つの魔性の魂が 燐火を上げて甦えった
大地を揺るがし 出現した城は
島原の人々を 災いに染めていった
それに呼応するが如く
己が身を修羅に変え 定めに生きる者達が現れた
◇概要
- 1996年発売。
剣質選択やレベル選択といった斬紅郎の流れを受け継ぎつつ、不評であった部分を削除した。
そこに十四連斬、自殺などの新要素を導入した。
前作のキャラは全員残り、そこに柳生十兵衛、シャルロット、タムタムの復活組と風間蒼月、風間火月ら新キャラが
加わる。
やはり初代と真の間の物語であり、初代から真に登場するキャラクターは、真へつながるような内容になっている。
◇物語
- 天草四郎時貞、未だ滅さず……
深い現世への怨念につき動かされるまま、世界に災厄をまき散らす。
さらなる力を求める天草は、「鬼」壬無月斬紅郎に目をつける。一度は手に入れることが叶わず、斬紅郎は躯と化す。
しかし死してなお、その力は失われることなくその魂の中にあった。それに気づいた天草は、斬紅郎の魂を召還する。
しかし、斬紅郎の力は余りに強大であり、今の天草では制御することは叶わなかった。故に、天草は一度斬紅郎を
封印することとした。そして、斬紅郎の力を得るために必要な力を持つ風間葉月をさらい、魔城を出現させ、己の
力をさらに高め始めた……
その魔城へ向かう十七人の剣士があった。
◇ゲームの流れ
- 六人の剣士を制限時間内に倒すと天草戦であり、その後斬紅郎戦、ライバル戦となる。制限時間に間に合わなければ
六人の剣士を倒した後すぐにライバル戦となる。こちらはバッドエンディングとなる。
前作までのCPU戦は、対戦相手の決定パターンは全キャラ共通のものであり、そのため数が多かった。しかし、
キャラ毎に2つずつパターンが決められている。
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◇火鳥の思い出話
- やっぱり前作でファンが嫌った(と思われた)部分をきれいに排除した作品。
やっぱりなんかえらい極端なやりくちに見えるが……(笑)。
タイトルに名前があって、ボスで主役のはずなのだが異様に天草の影が薄い。哀れ。
それはともかく。
天を見ていると、前作、斬紅郎の舞台が島原であったということが推測できる。前作の覇王丸、幻十郎、閑丸、
斬紅郎ステージと似たステージが本作に登場しているのである。魔城出現による災いのためか、破壊されたり荒れ
果てたりしているのだが。
ロード画面はCPU戦は天草降臨のバックストーリーの紹介、対戦時は対戦キャラ双方の目元アップイラスト。
このイラストがかっこいいんだ。
戻るなり