「鬼」である。
かつて多くの村を襲い、人々を惨殺し、今は帯刀した者を襲っている。
なぜか、なんのためなのか、知る者はいない。
ただ斬紅郎が待っていることは確かである。己を上回るかも知れぬ力を持った強者が、己の前に現れることを。
アンブロジァとはとりあえず無関係らしい、普通(?)の人間である。シリーズ中最弱の異名を持つのもその
せいかもしれない(笑)。
#と言われてもへっぽこの火鳥にはよくわからないのだけれども……
あいも変わらず己の剣技を磨くため、修羅の道を進み、気ままな旅を続ける中、一人の子供と出会う。
鬼に襲われた村の生き残りというその少女「詩織」は鬼を倒すことを覇王丸に頼む。この少女こそ、「鬼」の
惨殺を止めた赤児が成長した姿であった。
覇王丸はその頼みを引き受ける。それは少女の気持ちを察してのことであり、また、強者を求める剣人の性ゆえの
ことであった。
羅刹覇王丸は「最凶」の二文字を背負っていたそうである。
久しぶりに神夢想一刀流の道場を訪ねた右京が目にしたのは、血の海と化した稽古場、そしてそこに横たわる
同門の士達の躯だった。辛うじてまだ息があった師匠より、この惨劇が鬼によってもたらされたものと知らされる。
師匠の亡骸を腕に抱き、右京は誓う。必ずや仇を討つことを。
なんと、花も圭殿も関係しない。右京個人の静かなる怒りが今回の戦いの理由である。
幕府より、鬼討伐の命を受ける。
命を果たすため闇を行く中、半蔵は薄々と気づき始めていた。「鬼」と呼ばれる男が、旧知の友であるという
ことを……
毎回戦いの理由に「苦悩」がつきまとう人である。いやはや。
結局、半蔵殿と斬紅郎がどういう関係の友人であったかは一切不明である。
なにげに爆炎龍のコマンドがまた変わっている。
鬼に襲われた村の生き残りに、鬼退治を依頼される(詩織ではないようである)。
正義に燃える若人がかような惨劇を見逃せるはずもなく、かくして金の髪のシノビは相棒と共に日本を駆ける……
今作唯一の異国人。しかし心は大和魂なので問題ないらしい。
羅刹の方はパピーがいない。そのため、修羅と羅刹の違いがかなりはっきりしている。
髪型が変更。
少女は気づく。自然の調和を乱す存在に。それは「鬼」。捕らわれた、哀しい魂。
その精神を解放し、救うため、少女は一羽の鷹と一頭の狼と共に旅立つ。
なぜナコルルがいるかといえば! この「斬紅郎無双剣」が初代と真の間の話だからである。
これまで2Pキャラだった、通称「紫ナコ」がついに羅刹として一キャラクターの地位を確保。鷹のママハハを
使うのが修羅、狼のシクルゥを使うのが羅刹である。全キャラ中、ガルフォードと並んで最も修羅と羅刹の違いが
はっきりしている。
宝刀チチウシの守護鳥であるママハハを修羅が連れ、ナコルル自身を守る狼シクルゥを羅刹が連れてるのって
なんか意味深。
狂死郎は見た。人を斬る「鬼」の姿を。その見事な剣技と舞散る血潮の中に、狂死郎は追い求める至極の舞を見る。
その美しさを己の舞に取り入れたい−−そのためには、「鬼」と闘うしかない、そう狂死郎は思い定めた。
衣装をすっかり変えてイメージチェンジ。目指すは究極の舞。
斬紅郎のCPU戦は投げ技を持ったキャラならハメクリアできるのだが、その障害になるのがこいつである。
こいつだけパターンが当てはまらない。
覇王丸を殺す。それだけは決まっている。しかしそれ以外には旅の目的はない。そんな日々の中、ふと耳にした
「鬼」にかけられた多額の懸賞金の話。
「退屈しのぎで金子になるのなら……」
こたびの戦いの理由はそれだけであり、「鬼」にはなんの感情もない。
弧を描く鈍い光、朱色に染まる視界。夢幻の技を使う、「鬼」。
少年の記憶にあるのはただ、それだけである。
「鬼」こそが失われた過去を捜し出す鍵。そう信じて、少年は行く。一本の傘と、一振りの宝刀だけを頼りとして……
本作の主人公。
EDは謎に満ちている。
姉、ナコルルに憧れ、姉のような巫女になることを夢みて一心に修行に励む少女。
ある日、友達である氷の精霊コンルに映る影を見る。禍々しい妖気を放つその姿は、姉ナコルルが倒したはずの……
「天草!」
姉は自然を守るために「鬼」を倒すために旅立った。ならば自分は姉を守るために「天草」と戦おう。そう決めた
少女は、コンルと共に旅立つのであった。
ナコルルの妹。なにやら前作の背景(ED)とは違う気もするが気にしない。
唯一、「斬紅郎」が目的ではない少女である。
#だから一戦目に天草と当たると、その後どうすればいいんだろうという気分になる。
声がこの後しばらく変わり続けるが、私はこの桜井リムがお気に入り。
暴れ者の骸羅は、祖父、花諷院和狆と喧嘩し、寺を飛び出した。その時に、鬼が人を殺すところを見てしまう。
「鬼」の覇気、闘気に恐怖を感じ凍り付く骸羅−−しかし恐怖が収まったのち、ふつふつと怒りがこみ上げて来る。
恐れてしまった自分に、かように無惨をなす「鬼」に。
その怒りのままに、骸羅は「鬼」を追う。
前作の花諷院和狆の孫である。とてもそうは見えないが孫である。見かけ通りのぱわーふぁいたー。
こいつの羅刹の投げ技(円心殺)が卑怯臭くて強力で、とっても嫌い。
勝ち台詞は相当やばいことを言っているらしい。
幸せになれるはずだった。共に幸せに生きていくはずだった。
「鬼」さえ現れなければ。
許嫁の篝火との婚礼の夜、「鬼」が村を襲った。あっという間だった。愛する者が死に、己もまた、その刃により
命を奪われた。
だが、憎しみが残った。目の前で愛する者を奪われた憎しみが、どうすることもできなかった無念さが。
それが若者を冥土から現世へ引き戻した。
心の中にあるのはただ、「鬼を殺す」一念のみ。その一念につき動かされ、死せる若者は闇をさまよう……
その傍らに、亡霊と化した愛する娘が常にあることを、若者が気づいているか、どうか。
自らの肉体を聖なる極みに高めるために、多くの命を奪い、魂を求める。しかし常人では大した糧にならない
−−だが、「鬼」ならば。その無限の力を得ることができれば−−
妖しく輝く宝珠を手にし、魔に堕ちた青年は「鬼」を狙い、動き始めた。
MVS、ROMで卑怯な強さ(小蹴り四発当てると相手が気絶してくれる)を持っているのは魔の者であるからか。
いまだにこの天草がどういう過程で存在しているのかわからない。肉体持っているようだし(半蔵殿が取り返して
いるはずなのに)、宝珠も持っているし(パレンケストーンは取り戻されたのでは?)……