サムライスピリッツ 斬紅郎無双剣

剣の道 まさに
修羅の道なり
屍を築き
血河を流し
生き延びる事こそ
無敵なり


◇概要

 1995年発売。
 あの真さむから一年、どういう続編となるかが注目された作品である。
 真さむとは別の意味で、好き嫌いがきれいに別れた作品。
 真さむで不評(とされた)特殊動作を削除し、「修羅」と「羅刹」の剣質選択、「剣客」、「剣豪」、「剣聖」の
レベル選択が導入された。
 柳生十兵衛、シャルロット、王虎、幻庵、アースクェイク、チャムチャム、ナインハルト・ズィーガー、花諷院
和狆が姿を消し、緋雨閑丸、リムルル、天草四郎時貞、花諷院骸羅、首斬り破沙羅が登場。


◇物語

かつて、「鬼」と呼ばれる男がいた。
「鬼」はその手に握った大刀を振るい、村々を遅い、幾人もの民草を、血の海に沈めた。
しかしある時ある村で、「鬼」は一人の赤児を殺さなかった。
「鬼」が殺した、「鬼」を知っていたらしい女の腕の中の赤児を、殺さなかった。
以来、「鬼」の消息は途絶えた。

それから時は過ぎ、天明八年、西暦にして1788年。
甦った天草四郎時貞が討たれ、ひとまずの平穏を世が取り戻した頃のことである。
鬼は再び現れた。
鬼は今度は、帯刀した侍だけを襲い、斬った。
その噂を耳にした剣士が十二人。
それぞれの目的、それぞれの理由で、彼らは刃を取り、旅立つ。


◇ゲームの流れ

 十一人の剣士を倒すと斬紅郎と戦える。
 四人目、五人目、斬紅郎戦前、最終戦前にデモが入る。
 斬紅郎から二本取ると最終戦に突入、斬紅郎が怒りマックスモードになってから勝負開始(ずっと維持される
わけではない)。最終戦は絶対に斬紅郎を倒さなければならない。時間切れ、相打ちは敗北である。


システム


剣士紹介


◇火鳥の思い出話

 前作でファンが嫌った(と思われた)部分をきれいに排除した作品。
 なんかえらい極端なやりくちに見えるが……(笑)。

 とにかく決着が早い。ゲーム内カウントで10秒経たずに相手を倒すことなんてざらである。が、それがいいので
ある(笑)。
 現在火鳥が最も好きなさむすぴであるが、当初は色々不満点があった(いまでもある)。余りにも物語で語られて
いる部分が少なすぎたり、前作までと違う進行演出に戸惑い(やはり勝負前の一言は欲しいなぁ)嫌ったものである。
が、「語られないなら自分で考えりゃいーじゃん」というところにたどり着いて以来、その渋々の演出とあいまって
すっかりお気に入りである。
 語りすぎることでストーリーの整合が崩れるよりも、語らないことで真相が見えないほうがいいらしい。

 対戦でも勝率が一番高いのは斬である(バクチ要素が強いせいだろうなぁ)。以前私と友人が家で対戦している
ときに、真をやってから斬をやると、途端に勝者が入れ替わるという現象が発生した。
 友人曰く、「斬はニュータイプの戦い」だそうな。あのスピード感はそう言われてもやむをえまい(笑)。

 ロード画面はCPU戦は次の対戦相手をイメージしたもの。かっこいい


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