考察とか妄想とか煩悩とか


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関係者考察特集
◇家族
◇忍関係
◇幕府関係
◇敵
◇旧友
◇他

◆家族
・楓
 半蔵殿の妻。
 装束の色はピンク。絵的には色っぽい系(でも、ぼんきゅっぼんっではないよなー。胸は結構あるようにも見えますが(笑))。年齢は半蔵殿より二つか三つぐらい下ですかね。十六、七で真ちゃんを産んだ感じで(あの当時としては普通なんですが、サムスピ女性陣の年齢を考えると、なんか異様に早く感じる……(笑))。
 個人出来にほんわかしたイメージを持ってしまうのはあの半蔵殿の奥さんだからだと思います。ああいうタイプの亭主だと、つい包容力のあるというかそういう奥さんでないとやってけないだろうなーって思っちゃうんですよね。
 他のイメージでいくなら、半蔵殿と同レベルでプロ意識のある忍(くノ一)、ですかね。上手に操縦系も好きー(影響されてる)。
 どういうタイプの人であるにしろ「服部半蔵」という人物を忍としても人間としても理解してる女性であると思います。半蔵殿本人よりも半蔵殿のことわかってるぐらいが良い。
 その辺ふまえつつ私は一番ほんわか系が好きですがっ。家でぐらい半蔵殿にはなごんで欲しいじゃないですか! なごんでるという意識無しになごんでるのが好きです。
 ……という風に思い入れを持ってたので、真サムEDには力の限りへこみました。いやもう、色んな意味で。うちではフォローになってるんだかなってないんだか捏造設定をぶち込んでますが、それでもあそこはちょっと、触れにくいシーンです。未だに。その後は書けると思うけど、まさにあの瞬間は、駄目だ。
 RPGのPS版おまけ半蔵殿シナリオでは、真ちゃんを救った術に「共鳴反魂の術」という名前が付いています。PS版でおまけシナリオがあると聞いて、その為だけにPS版を買って(私はネオジオCD派なので)力の限りへこんだのもいい思い出です(笑)。
 確かに、半蔵殿の大きな事件だし、ガルシナリオ冒頭でかっさらわれた真ちゃんがどうなったかのフォローとして、必要だとは思うんですが……哀しい話は、やっぱり、辛いです。


・真蔵(服部半蔵)
 半蔵殿の長子。装束の色は白の水も滴る正統派美青年。でも背は小さめ。年はおそらく初代の段階で十六か七(たぶん、天草の没年齢に近いと思います)。
 優れた忍である父、服部半蔵への劣等感に悩み、その心の隙を天草に突かれて肉体を奪われました。魂は魔界の方を彷徨っていた模様。その為魂が弱ってしまい、解放された後も復活するだけの力はありませんでした。
 魂が弱ったのは魔界から力を振り絞って現世の半蔵殿の前に現れ、魔界や羅将神ミヅキの存在を報せたからでもあるようです。助けを求めるために現れたのではなく、純粋に現世の危機を報せようとした模様。天草に肉体を奪われたことを悔いて、なんとか償いたいと思ってのことなんでしょう。
 劣等感に悩んでいたこととか、己の存在の危機を冒してまで現世の危機を報せようとするところに、真ちゃんの真面目さが現れています。

 後年、服部半蔵の名を継ぎます。びっくりするぐらい伊賀忍軍に慕われまくっているのが、真ちゃんの成長を感じさせますね。なんか嬉しい(笑)。
 親父殿よりは落ち着いた、動き易そうな防具ですが、親父殿より装飾は凝ってます。装束の色は紺。
 過去の経験上「魔」を嫌っていたり、趣向が先代と同じ茶道だったりと、いろいろ燃えで萌えです。声が若干太めだったり、先代のことを「親父殿」と呼ぶのがちょっと真ちゃんらしくありませんが。
 ポリの羅刹半蔵系の、体術を多用する戦い方をします。半蔵殿が得意としていた火術を使わない(使えない?)ところに、若き日の劣等感の原因を見ることができるように思います。
 魔界に囚われたり、母の命を受け継いだりしたことがあった所為か、三十路後半(推測)とは思えない若さを保っている模様。ザ・プレ小説の描写で「意外なほど若々しかった」とあったり、北さんの半蔵素顔イラストが非常に若かったりしています。


・勘蔵
 半蔵殿の次子。真サムED時は焦げ茶色の装束で、日焼けした肌が特長の体育会系少年。真の頃はサーファー系と書かれてましたが、今ならJリーグ系でしょう(笑)。年はおそらく真ちゃんより一つか二つ下(初代で十六か十五ってとこでしょう)。三つは開き過ぎかなと。
 実は兄よりも母よりも早く初代EDに出てるんですが、あれは何となく後付のような気がしないでもないです。でも、初代のあの後に勘ちゃんが半蔵殿に爆炎龍を教わるというところに物語を感じるので、ありです。兄、真ちゃんが火術を使えないっぽいのに、勘ちゃんは使えるというのが色々深読みできそうですしね。
 なお、初代半蔵殿EDの勘ちゃんの装束の色は半蔵殿の装束に近い色です。
 真以降の動向は不明ですが、伊賀忍の一人として、兄の力となっているのは想像に難くありません。

◆忍関係
・ガルフォード
 半蔵殿の師匠の妻の弟子。ええと、師の妻の弟子は我が同門も同然!?
 ニンジャに憧れて日本まで渡ってきました。故郷で忍者の話を色々聞いていたそうですが、その中でもっとも多く出た名前が「服部半蔵」であり、それ故に「服部半蔵」はガルフォードの目標と憧れの存在になっていたとか。
 後、実物にあって尊敬する対象にもなったようです(尊敬する人に入ったのが、天からなので天より後の真では尊敬する人に入らないという愉快なことになっていますがそれは気にしては負け(笑)。ポリではちゃんと尊敬する人に入ってますしね)。
 しかし。
 やっぱり、ガルフォードが半蔵殿を尊敬しているというのは、すごいなぁと思っていまいます。初代十周年企画の時にも触れたことですが。


・アースクェイク
 ガルフォードと同じく、綾女さんの弟子。ですが、わずか半年しかいなかったので、半蔵殿はアースが弟子入り期間中出羽にいなかった可能性さえあります。
 仮に何かで顔を合わせていたとしても、ガルフォードのことさえ忘れていたアースが、半蔵殿のことを覚えているはずがありません。
 その辺もあってか、この二人には特に何もなく……(笑)。


・伊賀忍軍
 新章において、真ちゃん半蔵に仕える一軍。年齢層が十六〜五十歳と妙に広い。五十でも現役なのはありでしょうが、それにしたって広い(十六というのも、ちと若すぎる気がしますが……。もう成人の年ですが、離天京という危険な地へと出向くのにはまだまだ未熟な年ではないかと思うんですが)。
 で、十六側はともかく、五十の側。ここにはこっそり半蔵殿(新章当時五十路半ばなので、年齢層より上だったりするんですが)がいたんじゃないかなー、と、思っちゃうんですよね。真ちゃん半蔵EDの「謎の男」が誰なのかはバレバレですが、一応、何処にいたかはわからないですし。装束灰色ですからバレバレですが。


・伊賀忍群の頭領
 初代の半蔵殿ストーリーで登場。「忍群」じゃん! とか、「斬魔伝や新章で半蔵殿(真ちゃんも)が「お頭」って呼ばれてるのはどういうこと?」という疑問を生み出す困った存在。
 名前その他一切不明。なにげに半蔵関係では重要な人物だと思うのですが、何もかもが不明。困る(笑)。
 初代では、半蔵殿を呼び出し(天草が仕組んだことなので、呼び出しそのものが嘘だったかもしれない)、結果的に真蔵から半蔵殿を引き離しました。
 出羽で修行中に呼ばれたにも関わらず、我が子の危機に(間に合わなかったけど)半蔵殿が帰ってこれる辺り、この頭領は出羽在住っぽいですね。


・師
 半蔵殿の師であり、尊敬されてる人。あの半蔵殿が尊敬する人に上げる辺り、なかなかの人物に違いないです。
 綾女さんの夫であることから、半蔵殿の父親ではない模様。その辺りから色々妄想が広がったりもするのですが(笑)。
 綾女さんは健在ですが、こちらは現在どうなのか不明。


・綾女
 ガルフォードとアースクェイクの師。半蔵殿の師匠の妻。元甲賀の忍。現在は甲賀からは抜けています。
 真のガルとアースのストーリーから見るに、凛とした、気丈な女性だった模様。ガルとアースを弟子にとってしまうのだから、気丈で肝の太い女性でないはずがないんですが(笑)。
 なにげにアースの好みのタイプに当てはまっているそうな……。

◆幕府関係
・柳生十兵衛
 公儀隠密にして、幕府剣術指南役。この十兵衛さんは大目付まではしてないですね。
 半蔵殿とは、幕府に仕える同僚的関係ですね。立場的には十兵衛の方が(圧倒的に)上ですが、十兵衛の人柄からか、人間関係的には結構対等っぽい。お互いの実力を認めあってるというところもあるでしょう。
 普段は特に意識している様子はありませんが、天では二人して鬼の気にあてられたか、思わず戦っちゃったりしてます(笑)。二人が普段から血気盛んに戦いたがっているわけではないのは、天OPを見れば明白だったりします。
 天EDで半蔵殿のことを気遣ってるところから、半蔵殿と天草のことを十兵衛も知っているようです(新章の覇王丸・真ちゃん半蔵の会話から、みんな結構知ってるのかもしれませんが(笑))。初代で半蔵殿が私事で暴走したフォローを、十兵衛から入れたりもしたのかもしれないなぁと妄想してみたり。


・柳生磐馬
 裏柳生の流れをくむ武術の使い手であり、からくりに造詣が深い人です。ナインハルト・ズィーガーの「ズァリガーニ」をモデルに、自分の「破岩丸」を作ってしまうほど。
 からくり仕掛けの城も造っており、潜入した半蔵殿が手こずったとか。ここからも磐馬さんの技術力の高さの一端がうかがえます。
 しかし手こずった程度ですんでいれば良いんですけど……(笑)。


・松平定信
 幕府の老中で、「寛政の改革」を行った人物。
 斬魔伝の時にご乱心で、それに関して半蔵殿はお仕事に出たっぽいんですが……EDで触れられてません。
 松平定信の生年(1758年・狂死郎と同じ)は、ユガが胎児に仕込みを行ってた時期(斬魔伝の二十数年前、となっている)より少し前なので、乱心の理由がユガという可能性はちと低いんですよね。
 寛政の改革が乱心した所為とは思えませんし、定信解任は斬魔伝の三年後なので乱心からは回復したと思われますし……(乱心しっぱなしで三年経過はさすがにないでしょう)。


・公方(=徳川家斉)
 サムスピ時代の将軍。十一代目です。
 半蔵殿と真ちゃん半蔵が仕えていたのはこの将軍です。半蔵殿は先代の家治にも仕えてますが。
 新章では何故か「殿」と表記され、半蔵には「公方様」と呼ばれていた訳のわからなさです。通常、将軍を呼ぶときには「上様」のはず。「公方様」はありだと思いますがあまり一般的ではないと思うんですが……。「殿」は論外。
 新章半蔵OPでは「時の将軍である公方自ら」という、とんでもない文章があります。大丈夫かシナリオ担当。
 同じく新章半蔵OPでは「昔と変わらぬ気迫」と真ちゃん半蔵のことを評しています。この「昔」がどれぐらい昔かわからないですが、半蔵殿のことなら燃えです。真ちゃん半蔵の「昔」でもそれはそれで別の燃えがありますが(笑)

◆敵
・天草四郎時貞
 半蔵殿(真ちゃん含む)にとって、全ての始まりの人物。半蔵殿は立場上、真ちゃんのことがなくても争乱に関わった事は想像に難くありませんが、半蔵殿の全てを賭けた戦いになることはなかったでしょう。
 半蔵殿的には、いろいろと恨み骨髄な感情はあると思います。でも、真ちゃんのことに関して、一方的に天草を憎んではいないと思うんですよね。少なくとも、真まで来ると(天の段階で既にあんまり恨んでなさそうだったし)。
 天草のことがあって、半蔵殿は家族を見る目が変わったと思うんですよ。真ちゃんの苦悩はもちろんの事、楓さんや勘ちゃんに関しても。それまでも見るところは見ていただろうし、半蔵殿なりに家族と接していたと思うんですけど、それに関して見直してみたんじゃないかなーと。
 それで天草に感謝まではしないと思うんですが、強く憎むこともない。半蔵殿なりに事件の因果を見極めていると思います。天の天草EDから見ても。
 天草の方は、そもそも半蔵殿自身には含むところはないわけですが(妄想することは山ほどありますが(笑))、初代以降、善の方は自分がしたことの償いはする気だったようです。
 この辺はもうひたすらにしろー版が熱いんですが! 半蔵殿と天草の関係はもう、あれが! 覇王丸と天草の心の交流も良いですが、かちっと半蔵殿が脇を押さえているのが素晴らしい。理想です。


・朧
 覇業三刃衆の一人であり、幕府転覆計画の中心人物。慈限大師という人物に心酔しており、計画も慈限大師の意に添っての行動。
 この朧が、慈限大師と同じぐらい執着しているのが「服部半蔵」です。
 とある忍の一族に属していましたが、半蔵殿との戦いに敗れ、一族から見放されてしまいました。そのことで「服部半蔵」を深く憎んでいます。その憎悪はもはや妄執・狂気の域に達しており、自分を倒した半蔵殿であるかどうかは関係なく、「服部半蔵」という名の忍ならば見境はないようです。それで迷惑を被ったのが、真ちゃん半蔵だったりするのですが。
 真ちゃん半蔵曰く「親父殿も罪なことをしてくれる」ですが、まったくもって。半蔵殿がとどめを刺し損ねた(その辺、朧の力量の高さを示していると好意的に(笑))所為で、いろいろと……って、何か、新章の争乱が起きてしまった原因は半蔵殿か!(笑)
 もっとも、仮に朧がいなくても、慈限大師は他に手頃な人材をスカウトしてたと思いますが。
 半蔵殿と朧が戦った時期は、はっきりとはわかっていません。
 一応、半蔵殿に負けて以来十数年世界を旅して様々な武器を集めていたらしいこと、斬魔伝の頃には既に慈限大師の元で幕府転覆の野望達成のために動き始めていたことから、半蔵殿がかなり若い頃に(十代後半〜二十歳前後か?)に戦い、負けたと考えられます。
 四十年近く憎み続けていたのですから、そりゃ、少々おかしくなっても仕方ないですよね……。

◆旧友
・壬無月斬紅郎
 忍の半蔵殿と剣士の斬紅郎が友人というのはかなりアクロバティックな設定ですが、燃えるネタなので気にしません(笑)。
 任務の中、素性を偽っていた半蔵殿と斬紅郎が出会い、友情を築くというのは、燃えるとしかもう言いようがないじゃないですか!(そっとしておいてあげてください)
 半蔵殿と斬紅郎が出会った時期ですが、間違いなく言えるのは、斬紅郎が鬼に堕ちる以前だということ。詩織の年齢は五〜十歳ぐらいなので(個人的には五歳説を推します)、もちろんそれ以前。しかしそれ以上はちょっと絞りがたい……
 謎が多い友人関係ではありますが、天で半蔵殿が斬紅郎戦前に口にする台詞「懐かしき姿形だからこそ、この手で黄泉へ送ろうぞ!」が、二人の仲を語っていると思います。しみじみ、熱い人です。

◆他
・覇王丸
 皆勤賞仲間で同じ争乱に関わってきただけあって、色々接点はあった模様です。真ちゃんの事情を知られちゃってるぐらいですので、初代からがっちり関係があったと見て間違いないでしょう。私事で動き、抜け忍同様の半蔵殿と覇王丸がたまたま会ったりするんでしょうね。
 それを描いたといっても過言でないのが、しろー大野版ですが! 私的にはあれはもう正史も同然ですが!(真蔵からの警告やナコルルの沐浴ネタは、ここから来てるだろうし) あと月刊サンデー版でも仲良いです。とっくみあいしてるのが実に微笑ましいです。

注:火鳥颯の個人的見解、つまりは一つの見方なので真に受けないでくださいませ(笑)。

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